The story is cruel...
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青桐学園    118話

[岬side]

俺は、ピアスをあけてる。
橙色の。

いつも橙也の事を忘れないように、っていう縛めのつもりでつけはじめた。

辛いことがあっても、苦しいことがあっても、じっと堪えて、橙也を想ってピアスに触れると心が楽になった。
橙也は亡くなってもなお、俺を支え続けてくれていた。

だが、今日。
そのピアスが壊れた。

何の前触れもなく、気付いた時には俺の耳朶から外れ落ちていた。




これは…どういう……意味なの?




橙也が…俺にもう忘れろって意味で外したの?




そうだとしたら…そんなの嫌だ。
忘れたくない。
縛っていて欲しい。
俺をつなぎとめていて欲しい。





お願い……俺を見捨てないで………



「おい…どうしたんだ?」
この時、まだ俺は生徒会室にいた。
でも、会長の存在なんて、その時の俺にはないも等しかった。

ただ、虚ろな瞳で壊れた橙色のピアスを見つめていた。
遠い日の橙也を想って……








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2008/11/17 (月) | | #[ 編集]
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