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<title>The story is cruel...</title>
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<description>なんとなくシリアスだったり、コメディだったりするBL小説をあっぷしてます。不定期更新ｗ</description>
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<title>青桐学園　　　　１３７話</title>
<description> 「ねぇ、学ランを一枚一枚ゆっくり脱がしていくってのはどう？　ほら、ここの制服ブレザーじゃん？　そうゆう楽しみがないわけよ。だから、着て見ません？」「ええ。着ませんね」今だ続く、寮長の妄想。呆れて物もいえない状態だ。「久遠は、どういうコスプレが好き？」いつから、俺がコスプレ好きになったんでしょうね。寮長の頭には、俺がコスプレ好きだとインプットされているようですよ皆さん。ですが、はっきり言いましょう。
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<![CDATA[ 「ねぇ、学ランを一枚一枚ゆっくり脱がしていくってのはどう？　ほら、ここの制服ブレザーじゃん？　そうゆう楽しみがないわけよ。だから、着て見ません？」<br />「ええ。着ませんね」<br /><br />今だ続く、寮長の妄想。<br />呆れて物もいえない状態だ。<br /><br />「久遠は、どういうコスプレが好き？」<br /><br />いつから、俺がコスプレ好きになったんでしょうね。<br />寮長の頭には、俺がコスプレ好きだとインプットされているようですよ皆さん。<br />ですが、はっきり言いましょう。<br />俺はコスプレ好きではありませんので。<br /><br />「俺はドクターやりたいなぁ…患者を診察する振りして触る…」<br />「触って捕まってろ」<br />「うるせぇな。男のロマンだろ？」<br /><br />果たしてそれは男のロマンなのか？<br />少しずれているような気がする……<br /><br />「第一な、久遠はカタイんだよ。もっと羽目外してみれば？　俺はな、ノン気の奴はたくさん見てきたが、そいつら皆ここの色に染まって、青春をエンジョイしてるぜ？」<br />「…あんたの言う青春ってどんなのだよ」<br />「それに今は盛りだろ？　健康な高校生男児がヤらなくてどうする」<br />「……俺の発言無視かよ」<br />「だからこうして俺はだな、お前の溜まったモンを出してやろうと…」<br />「それ以上言ったら殺す」<br /><br />このマイペースさはなんなのだろう。<br />一瞬、ここに着た理由を忘れそうになった。<br /><br />「ですからね、俺と今夜エンジョイしませんか？」<br />「しませんね。つーか、その誘い方腹立つんだよ！」<br /><br />寮長は、少し茶色がかった瞳をくるりとした。<br /><br />「あのさ、俺ね…改まって言うのはかなり恥ずかしいんだけどさ、久遠が心配なんだわ。久遠のことは弟のように思ってるから…」<br />「……」<br />「辛いことがあんなら言いな？」<br /><br /><br /><br />辛い…？<br /><br /><br /><br />「俺、辛そうに見えるんですか？」<br />「うん。何かに押し潰されそうになってるように見えるよ」<br />「俺、そんなに弱そう見えるんですか？」<br />「……何があったんだよ。ここに入ってきた時から様子がおかしかったし…」<br /><br />何でだろ…手が震えてくる……<br />何に怯えてるんだろ…<br /><br />「ねぇ、怖がらないでいいんだよ。俺は久遠の敵じゃない」<br /><br />体全体が震えてくる。<br /><br />「君はまだ、心が子供なんだよ。愛情に飢えてるんだ」<br /><br />寮長はそう言うと、そっと包み込むように抱きしめてくれた。<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />「俺が久遠に愛情をあげるから」<br /><br /><br /><br /><hr size="1" /><br /><br /><br /><span style="font-size:x-small;"><span style="color:#333333">結局、寮長の名前は出てきませんでしたね。<br />まぁ、いっか。<br />それにしても岬君。<br />君は誰を選ぶのかな？<br /></span></span><br /><br /><br /><hr size="1" /><br /><br /><br /><br /></span></span><br /><a href="http://novel.blogmura.com/novel_bl/"><img src="http://novel.blogmura.com/novel_bl/img/novel_bl80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 小説ブログ BL小説へ" /></a><span style="font-size:x-small;"><br />↑<br />ランキングに参加中<br />よろしければポチっとお願いしますｗ<br /><br /> ]]>
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<dc:subject>青桐学園（連載）</dc:subject>
<dc:date>2008-12-04T16:50:35+09:00</dc:date>
<dc:creator>千澄</dc:creator>
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<title>青桐学園　　　　１３６話</title>
<description> 「どうぞ」軽く扉をノックすると、中から男の声で返事が返ってきた。その返事に従い、扉を開くと、よく見知った顔がある。「お楽しみの最中、大変申し訳ございませんでした」嫌味を交えて、にこやかに話しかける俺に対して、屈託なく笑い「気にするな」と言う。きっとこの人は、人の悪意を感じ取れない人なんだ…少し哀れに思えてくるのは俺だけだろうか……「久遠がここにくるなんて珍しいことがあったもんだ」「まぁ、俺も来たくて
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<![CDATA[ 「どうぞ」<br /><br />軽く扉をノックすると、中から男の声で返事が返ってきた。<br />その返事に従い、扉を開くと、よく見知った顔がある。<br /><br />「お楽しみの最中、大変申し訳ございませんでした」<br /><br />嫌味を交えて、にこやかに話しかける俺に対して、屈託なく笑い「気にするな」と言う。<br />きっとこの人は、人の悪意を感じ取れない人なんだ…<br />少し哀れに思えてくるのは俺だけだろうか……<br /><br />「久遠がここにくるなんて珍しいことがあったもんだ」<br />「まぁ、俺も来たくて足を運んだわけではないんですよ。ただ、外出届が欲しくて」<br /><br />そう、今俺がいる場所は、寮長室。<br />生徒は、ここの寮長に外出届や宿泊けを貰い、担任に提出するのだ。<br />俺は、実家に帰るために、嫌々、外出届を貰いにきた。<br /><br />「外出？　それこそ珍しいな。お前、夏休みも出かけなかったじゃないか」<br />「詮索するのが好きですね、貴方は。そんなことより、奥の部屋で待っている生徒に構ってあげたらどうです？　先程から睨まれていて、あまり気分がよくないです」<br />「あー？　うん。佐々木！　お前帰れ」<br /><br />まるで野良犬を払うように、「しっ、しっ！」と手でジェスチャーする。<br /><br />「いいんですか？」<br />「え？　だってお前が気分悪いって言ったんじゃないか」<br /><br />極端な人だな…<br />呆れながら、眼鏡をかけなおす。<br /><br />「それより、早く用紙を下さいよ。忙しいんです」<br />「えー。来たばっかじゃん。俺のお楽しみ逃げちゃったしさ、久遠が続きの相手して？」<br />「嫌です」<br />「即答すんなよー。俺のテクはハンパないから！」<br />「黙れよクソジジイ」<br /><br />思わず、寮長のペースに巻き込まれてしまっていた。<br />ため息を一つついて、もう一度繰り返す。<br /><br />「用紙を下さい。い・そ・が・しー・ん・です」<br />「あー。今の顔いいわ。おじさんグっときた。つかさ、久遠の学園祭のコスプレ！　よかったなー。また見たい。俺的には、ナースさん着て欲しい！　いや、スリットが大きく入ったチャイナドレスも捨てがたい!!!　悩むなぁ」<br />「………」<br /><br /><br /><br /><br /><br />この人は、大丈夫だろうか（頭が）？<br /><br /><br /><br /><br /><hr size="1" /><br /><br /><br /><br /><span style="font-size:x-small;"><span style="color:#666666">今日は２話も更新したよｗ<br />何故か知らんが、寮長初出場。<br />君の名前はなんだい？<br />決めてないよーーーーーー！<br />誰か、寮長さんにいい名前を考えてあげて！←嫌</span></span><br /><br /><br /><br /><br /><hr size="1" /><br /><br /><br /><br /><br /></span></span><br /><a href="http://novel.blogmura.com/novel_bl/"><img src="http://novel.blogmura.com/novel_bl/img/novel_bl80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 小説ブログ BL小説へ" /></a><span style="font-size:x-small;"><br />↑<br />ランキングに参加中<br />よろしければポチっとお願いしますw<br /><br /><br /><br /> ]]>
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<dc:subject>青桐学園（連載）</dc:subject>
<dc:date>2008-12-03T19:27:19+09:00</dc:date>
<dc:creator>千澄</dc:creator>
<dc:publisher>FC2-BLOG</dc:publisher>
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<title>青桐学園　　　　１３５話</title>
<description> 耳鳴りが、キーーーーーーーーンと響いている。その音が不愉快でたまらない。当然、耳なんか塞いでも意味なくて、塞げば更に悪化した。『ねぇ、岬。今週末帰ってきてよ』ノイズがかったように、母さんの声が聞き取れない。雑音に呑まれて、吐き気がする。「…母さん……」『なぁに？　帰ってきてくれるでしょう？』「……うん。帰るよ…」『家に泊まって行ってね。雪が楽しみにしてるわ』返事をするのを躊躇った。でも、今母さんを支えて
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<![CDATA[ <br /><br />耳鳴りが、キーーーーーーーーンと響いている。<br />その音が不愉快でたまらない。<br />当然、耳なんか塞いでも意味なくて、塞げば更に悪化した。<br /><br />『ねぇ、岬。今週末帰ってきてよ』<br />ノイズがかったように、母さんの声が聞き取れない。<br />雑音に呑まれて、吐き気がする。<br />「…母さん……」<br />『なぁに？　帰ってきてくれるでしょう？』<br />「……うん。帰るよ…」<br />『家に泊まって行ってね。雪が楽しみにしてるわ』<br />返事をするのを躊躇った。<br />でも、今母さんを支えてあげられるのは俺だけだから……<br />そう自分に言い聞かせて、なんとか返事を返した。<br /><br /><br /><br />母さんは、壊れたんだ。<br />大切な物を失って。<br />亡くしたもののことで、胸が張り裂けて、現実を見なくなってしまった。<br /><br />兄さんを亡くした時は、まだ大丈夫だった。<br />父さんと母さんは、とても悲しんだけれど、なんとか生活していた。<br /><br />ある日、父さんが帰ってこなくなった。<br />どこにいるのかなんて知らない。<br /><br />不安定な母さんは、縋るものが居なくなり、壊れてしまったんだ。<br /><br />俺は、何も考えなかった。<br />現実を受け止めるのは辛すぎたから。<br />だったら、本にしてしまおう。そう思った。<br /><br />俺の人生は、はじめから完成された物語だったんだ。<br />だから、現実を受け入れても大丈夫。<br />だってそうだろう？<br />兄さんが死ぬのも、父さんが消えたのも、母さんが壊れたのも、橙也が死んだのも…<br />全部、予め決まっていた事なんだ。<br /><br /><br /><br />だから、哀しまないでよ岬。<br /><br /><br /><br />独りで物語の世界にいるのは辛すぎたから、岬はたくさん自分を用意した。<br />たくさんの人格を住まわせる事で、自分を拘束した。<br /><br /><br /><br />逃げるのではない。<br />受け入れるのだ。<br /><br /><br /><br />そう思い込んで生きてきたが、それでもまだ抗おうとする。<br />　流れに身を任せてみなよ。<br />そう言っても、いやだと首を横に振る。<br />　辛いのは岬なんだよ？<br />その問いかけにも首を振る。<br /><br /><br /><br />結局、中途半端な岬は崩れていく。<br /><br /><br /><br />大海原の逆流に逆らうわけでも、従うわけでもなく、ただ立ち尽くす。<br />迷子のように、自分がどこに向かえば正しい選択となるのか、立ち尽くして考える。<br /><br /><br /><br /><br /><br />岬。お前はどこに行くきだ？<br /><br /><br /><br /><hr size="1" /><br /><br /><span style="font-size:x-small;"><span style="color:#666666">しっかりしろ岬。<br />本の中にいるのは楽だが、それは現実を受け入れたことには為らんぞ！<br />現実逃避なんだよー<br /><br />つか、私何かいてんだ？<br />暗いですよね。岬はこんな根暗じゃないはず…だよ？<br />当初は、コメディにするつもりだったんですけどね、気付いたらゴチャゴチャだよ馬鹿野郎←<br /><br />スミマセン；<br />ちょっとテンションが異常になってます；；</span></span><br /><br /><br /><hr size="1" /><br /><br /><br /></span></span><br /><a href="http://novel.blogmura.com/novel_bl/"><img src="http://novel.blogmura.com/novel_bl/img/novel_bl80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 小説ブログ BL小説へ" /></a><span style="font-size:x-small;"><br />↑<br />ランキングに参加中<br />よろしければポチっとお願いしますw<br /><br /><br /> ]]>
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<dc:subject>青桐学園（連載）</dc:subject>
<dc:date>2008-12-03T15:01:06+09:00</dc:date>
<dc:creator>千澄</dc:creator>
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<title>青桐学園　　　　１３４話</title>
<description> 「あーーーー、もう！」蒲原先輩が部屋を出て行った後、一人残された俺は頭を掻き毟った。「なんでこうなるんだよ？」全くだ。自身の呟きに、心の声が言葉を返した。自分が少し、まともじゃないのは判っていた。いつも、頭の中に、様々な予想などが浮かんで、俺の思考の邪魔をする。簡単に言ってしまえば、複数の人格が一気に話し出すのだ。普段、運動が全く出来ないのに、ある日ずば抜けて運動神経が良くなったり、喧嘩なんて出来
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<![CDATA[ 「あーーーー、もう！」<br />蒲原先輩が部屋を出て行った後、一人残された俺は頭を掻き毟った。<br />「なんでこうなるんだよ？」<br /><br />全くだ。<br /><br />自身の呟きに、心の声が言葉を返した。<br /><br />自分が少し、まともじゃないのは判っていた。<br />いつも、頭の中に、様々な予想などが浮かんで、俺の思考の邪魔をする。<br />簡単に言ってしまえば、複数の人格が一気に話し出すのだ。<br />普段、運動が全く出来ないのに、ある日ずば抜けて運動神経が良くなったり、喧嘩なんて出来ないはずなのに、気付いた時には殴り飛ばしていたり…<br />そういうとき、決まって俺は意識を手放してしまう。<br /><br />「最悪」<br />自分に言う。<br />「ありえないだろ…」<br /><br />周りの奴は、俺を好きだと言うけれど、好かれる要素なんて全く無いと思う。<br />むしろ、こういう性格は嫌われる。<br /><br />よくわかんないよ。<br />今になると、橙也を愛していたことさえ幻と思えてくる。<br />全て幻想だったんだ。<br /><br />でも、それは紛れもない事実であることも、嫌になるくらい理解していた。<br /><br />もう逃げないとか偉そうに言った割には、どこまでも逃げ腰で、橙也を思い出にすると決心したつもりが出来なくて…<br />もう一度、人を愛したいと想っても、相手の好意を受け入れきれず、やっぱり俺は、どこまでも中途半端なまま。<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />激しい自己嫌悪に苛まれていると、携帯電話の着信音が鳴り響いた。<br />購入してから、設定を変えていないので、その電子音はとても単調だった。<br /><br />ディスプレイを見ると、母親からだった。<br />心の中で、舌打ちをする。<br /><br />「…もしもし」<br />『岬？　久しぶりね…あなたいつも電話に出ないから…心配してたのよ』<br />電話に出ないのはワザとだよ母さん…<br />『あのね、岬。今日は雪（すすぐ）の誕生日でしょう？』<br />そうだね、今日は兄さんの誕生日だ。<br />『それでね、雪ったら、母さんの作るケーキは世界一美味しいだなんて言ったのよ』<br />嬉しそうな母さんの声。吐き気がしてきた。<br />ねぇ、いい加減気付いてよ。思い出してよ。<br />『岬？　さっきからなんで黙ってるの？　たまには帰ってきてね、雪も岬に会いたがってるのよ』<br /><br /><br /><br /><br />母さん…もう、兄さんは…死んでるじゃないか……<br /><br /><br /><br /><br /><hr size="1" /><br /><br /><br /><span style="font-size:x-small;"><span style="color:#666666">岬ママしっかりしてー！<br />兄ちゃんは随分まえに死んでるじゃないかー！！</span></span><br /><br /><br /><br /><hr size="1" /><br /><br /><br /></span></span><br /><a href="http://novel.blogmura.com/novel_bl/"><img src="http://novel.blogmura.com/novel_bl/img/novel_bl80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 小説ブログ BL小説へ" /></a><span style="font-size:x-small;"><br />↑<br />ランキングに参加中<br />よろしければポチっとお願いしますw<br /><br /><br /><br /> ]]>
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<dc:subject>青桐学園（連載）</dc:subject>
<dc:date>2008-12-02T15:55:55+09:00</dc:date>
<dc:creator>千澄</dc:creator>
<dc:publisher>FC2-BLOG</dc:publisher>
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<title>青桐学園　　　　１３３話</title>
<description> 何を思ったのか、蒲原先輩は乱暴に口付けてきた。妖しく眼光が揺らぐ。「んっ…」優しく舌先を甘噛みされ、官能を呼び起こされる。執拗に絡めてくる舌に、自身も絡め始めた。静かな部屋で、ただ、二人の吐息と水音だけが響く。「っはぁ…んぅ」自分でも、なんで蒲原先輩とキスをしているのかわからなかった。やっぱり、雰囲気に流されたのかもしれない。零れた唾液が、顎を伝い、ベッドカバーに落ち、染みを作る。その様子を、横目で
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<![CDATA[ <br />何を思ったのか、蒲原先輩は乱暴に口付けてきた。<br />妖しく眼光が揺らぐ。<br /><br />「んっ…」<br /><br />優しく舌先を甘噛みされ、官能を呼び起こされる。<br />執拗に絡めてくる舌に、自身も絡め始めた。<br /><br />静かな部屋で、ただ、二人の吐息と水音だけが響く。<br /><br />「っはぁ…んぅ」<br /><br />自分でも、なんで蒲原先輩とキスをしているのかわからなかった。<br />やっぱり、雰囲気に流されたのかもしれない。<br /><br />零れた唾液が、顎を伝い、ベッドカバーに落ち、染みを作る。<br />その様子を、横目で見ながら考える。<br /><br /><br />このまま、流されきってもいいかもしれない。<br /><br /><br /><br /><br />「キス、二回目だね」<br />キスを終えて、蒲原先輩は言う。<br />「あの時は、俺が一方的にしたけど、岬、キス上手くない？」<br />「……」<br />舌が疲れて、喋る気力がわかない。<br />「実は、男とやった事あったりしてー？」<br />「……」<br />「無言は肯定とみなしちゃうぞー？」<br />「…抱かないのかよ」<br />やっと一言、言葉を返した。<br />俺の発言に、蒲原先輩は目を丸くして、<br />「抱かれたいのかよ？」<br />と笑っていった。<br /><br />どうなんだろ…なんか…色々どーでもいいよ。<br />俺なんて要らない人間なんだし。<br /><br />「抱かないよ」<br />「……？」<br />「今の岬は抱かない。別に、俺のこと好きになれ、なんて言ってないよ？　ただ、本当の岬を見たい…とは思ってる。どんなに性格が悪くてもいい。俺は…岬を嫌いにはなれないよ」<br /><br />やさしく微笑んだ蒲原先輩の笑顔は、今まで見た笑顔のなかで、一番やさしかった。<br /><br />「勝手に言ってろよ…ばーか…」<br />「実は口が悪かったんだね」<br /><br /><br /><br /><hr size="1" /><br /><br /><br /><br /><br /><span style="font-size:x-small;"><span style="color:#666666">新たな疑惑。<br />岬は男と関係を持ったことがある？（笑</span></span><br /><br /><br /><br /><br /></span></span><br /><a href="http://novel.blogmura.com/novel_bl/"><img src="http://novel.blogmura.com/novel_bl/img/novel_bl80_15.gif" width="80" height="15" border="0" alt="にほんブログ村 小説ブログ BL小説へ" /></a><span style="font-size:x-small;"><br />↑<br />ランキングに参加中<br />よろしければポチっとお願いしますw<br /><br /><br /><br /> ]]>
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<dc:subject>青桐学園（連載）</dc:subject>
<dc:date>2008-12-01T17:45:50+09:00</dc:date>
<dc:creator>千澄</dc:creator>
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